行きつけの美容院で担当してもらっている女性の美容師さんとは、もう10年位のお付き合いになるかもしれません。
技術面の信頼はもちろん、人としても魅力的で、彼女と施術中にいろいろ話すのは楽しい時間です。
先日行った時、茶道を習い始めたという話を彼女から聞きました。仕事をしながらのお稽古なので、疲れていると行くのが面倒になるけれど、結局行ってよかったと心満たされて帰るんだとおっしゃっていました。
年末、お茶の先生に「こんな師走の忙しい時期だからこそ、今は心を休めて、お湯が沸く音を味わって」と言われ、炭を焚いて沸かす釜の音に耳を澄ませたそうです。
コンロで火を沸かすのと違い、本当に静かな音らしく、そんな繊細な音を味わいながらお茶を飲むという話に、あぁなんて贅沢な時間だろうと私もうっとりしてしまいました。
茶道を始めてから彼女は、自分にじっくりと向き合う時間をずっと取ってなかったということに気づいたそうです。
そして「遠藤さんがやっているコーチングもそういうことなんじゃないかと思って」と言ってくれました。
おそらくコーチングを受けたことはない彼女ですが、そんなふうに感じてくれていることがとても嬉しかったです。
彼女が言うとおり、コーチングはじっくりと自分と向き合うことができる時間。
普段、ひとりでなんとなく考えている思考というのはたいてい同じところでとどまってしまい、なかなか深めていくのが難しいものです。
例えば「なんかもっと楽しい生活がしたいなぁ」と思った時も、おそらく「じゃあ、何しようかな」とすぐに具体的に考え始めたりすると思います。
でもコーチングではコーチがこんなふうに問いかけます。
「あなたにとって楽しいってどんなこと?」
楽しいといっても、人によって楽しさは本当にさまざま。誰かと一緒に何かをすることが楽しい人もいれば、一人でじっくり考えるのが楽しい人もいる、何かに没頭するのが楽しい人もいれば、何も考えずひたすら身体を動かすのが楽しい人もいる。
何が自分にとって楽しいことなのか、それが分かると、よりその状態に近づくことが簡単になります。
そこがはっきりすれば、今やっていることの中でも、もっと楽しくなるやり方を見つけられるかもしれません。
私もたくさんコーチングを受けてきて、自分の中にある源流を見つけたり、思いもよらない感情に気づいたりする経験を何度もしてきました。
そこで自己理解が深まり、何か確信を得て、また日々の生活がそこから動き出します。
お茶の時間に普段耳を傾けることのない湯の沸く音を味わうのと同じように、普段自分では見つめたり感じたりしない部分を味わい見つめられるコーチングの時間。
そういう時間こそ、毎日を幸せに生きていくには欠かせないものではないでしょうか。
日々をなんとなく過ごすのではなく、もっと意識的に過ごすことができれが、きっと毎日にも変化が出てくると思います。
ぜひあなたも、コーチングの時間を日常に取り入れてみてくださいね。
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